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not erotic love stories
第78章 見知らぬ番号:チュー、したい!
朝の陽ざしがカーテンから漏れている。
私は腫れぼったい目を開けると、ノロノロとベッドから抜け出した。
カーテンを開け、朝焼けのグラデーションを眺めながら身支度をした。
味のしない朝食を終えて洗濯物を干している時、電話のベルが鳴った。
携帯以外で電話が鳴るのはマレだ。
私の心臓は嫌な予感で早鐘のようになっている。
ゴクリと喉が上下した。
私は受話器をとると、掠れた声を出した。