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not erotic love stories
第133章 エピソード2 もう一つの情景:「理科室脇階段」のつぶやき
すると。
小さな手が。

ポケットから。
何かを取り出し、差し出した。

青い封筒。
可愛いキャラマーク付き。

「えっ・・・?」

ヤツは戸惑いながら受け取った。
目が封筒と、あの子の瞳を往復している。

「あの時は・・・ビックリ・・・して・・・」

か細い声が、少女の唇から漏れる。
透き通った、心地良い響きだった。

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