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not erotic love stories
第133章 エピソード2 もう一つの情景:「理科室脇階段」のつぶやき
最後の言葉を聞いた瞬間。
ヤツは走り出した。
ええっー・・・?
マジィ・・・?
長い廊下の端まで。
全速力で走っている。
女の子。
呆然と見つめている。
そりゃ、そうだろ。
彼女、耳まで真っ赤にして。
やっと、返事したのに。
バカヤロウ!
俺のつぶやきが終わるころ。
ヤツは、もどってきた。
ダッシュで近づいてくる。
満面の笑みで、顔をクシャクシャにして。