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not erotic love stories
第10章 告白:雨宿り(第一話)待たされている女
キーボードを叩いていると、モニターに島田の姿が写った。
彼はニッコリ微笑むと、席に戻っていった。
人なつこい笑顔であった。
告白されたからではないが、男の意外な一面を見た思いがした。
何かホッとするものがある気がする。
あれから二週間が過ぎて、島田の真剣な態度に圧倒される様に数回デートを重ねた。
映画を観て食事するという、ごく当たり前のものだったが、礼子にはかえって新鮮で、青春を取り戻す様な気がして嬉しかった。
口数は少ないが控え目で誠実な態度は好感が持て、次第に自分の心が魅かれていくのが感じられた。
彼はニッコリ微笑むと、席に戻っていった。
人なつこい笑顔であった。
告白されたからではないが、男の意外な一面を見た思いがした。
何かホッとするものがある気がする。
あれから二週間が過ぎて、島田の真剣な態度に圧倒される様に数回デートを重ねた。
映画を観て食事するという、ごく当たり前のものだったが、礼子にはかえって新鮮で、青春を取り戻す様な気がして嬉しかった。
口数は少ないが控え目で誠実な態度は好感が持て、次第に自分の心が魅かれていくのが感じられた。