この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
僕と彼女の週末
第14章 16:30 距離
音がする…


身体が重い…


ハッとして、目を開けると同時に上半身を起こした。
「千夏ちゃんっ!」

「…起きたの?」


申し訳ない気持ちが溢れ出してきて、それを追いかけるように自分がしてしまったことの重大さがズーンと心を重くした。
「千夏ちゃん、ごめん、僕…」

てっきり怒って帰ってしまうんだと慌てた僕は、瞬発的に謝った。

「何がごめんなの?」

ブラを着け終わった千夏ちゃんは、僕の方を向き返りもせずにそう言って、床からパンツを拾い上げた。

「僕が自分勝手に…その…」
最後の最後…千夏ちゃんがどうなってたのかどうやっても思い出せない。

「それに、中だっ……その…コンドー…」

申し訳無さすぎて、顔を上げていられなくなる。

「ごめんなさい……」

「バカだねぇ」
頭を上からポンポンと叩かれた。
「責任とるんでしょ?」

「とるよ、いや、その、責任とかじゃなくてっ」
そんな言葉じゃなくて、もっと他に…

「僕の…あ、いや…僕とっ」

「はいはい、ごめんね、もう帰らなきゃ」
はぐらすような言い方をしてから立ち上がると、昨日着てきた服を手際良く身に着けていく。

「…帰っちゃうの?」

「うん、帰る」

はぁぁ…
僕は心の底からのため息をついた。
/183ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ