この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
僕と彼女の週末
第14章 16:30 距離
音がする…
身体が重い…
ハッとして、目を開けると同時に上半身を起こした。
「千夏ちゃんっ!」
「…起きたの?」
申し訳ない気持ちが溢れ出してきて、それを追いかけるように自分がしてしまったことの重大さがズーンと心を重くした。
「千夏ちゃん、ごめん、僕…」
てっきり怒って帰ってしまうんだと慌てた僕は、瞬発的に謝った。
「何がごめんなの?」
ブラを着け終わった千夏ちゃんは、僕の方を向き返りもせずにそう言って、床からパンツを拾い上げた。
「僕が自分勝手に…その…」
最後の最後…千夏ちゃんがどうなってたのかどうやっても思い出せない。
「それに、中だっ……その…コンドー…」
申し訳無さすぎて、顔を上げていられなくなる。
「ごめんなさい……」
「バカだねぇ」
頭を上からポンポンと叩かれた。
「責任とるんでしょ?」
「とるよ、いや、その、責任とかじゃなくてっ」
そんな言葉じゃなくて、もっと他に…
「僕の…あ、いや…僕とっ」
「はいはい、ごめんね、もう帰らなきゃ」
はぐらすような言い方をしてから立ち上がると、昨日着てきた服を手際良く身に着けていく。
「…帰っちゃうの?」
「うん、帰る」
はぁぁ…
僕は心の底からのため息をついた。
身体が重い…
ハッとして、目を開けると同時に上半身を起こした。
「千夏ちゃんっ!」
「…起きたの?」
申し訳ない気持ちが溢れ出してきて、それを追いかけるように自分がしてしまったことの重大さがズーンと心を重くした。
「千夏ちゃん、ごめん、僕…」
てっきり怒って帰ってしまうんだと慌てた僕は、瞬発的に謝った。
「何がごめんなの?」
ブラを着け終わった千夏ちゃんは、僕の方を向き返りもせずにそう言って、床からパンツを拾い上げた。
「僕が自分勝手に…その…」
最後の最後…千夏ちゃんがどうなってたのかどうやっても思い出せない。
「それに、中だっ……その…コンドー…」
申し訳無さすぎて、顔を上げていられなくなる。
「ごめんなさい……」
「バカだねぇ」
頭を上からポンポンと叩かれた。
「責任とるんでしょ?」
「とるよ、いや、その、責任とかじゃなくてっ」
そんな言葉じゃなくて、もっと他に…
「僕の…あ、いや…僕とっ」
「はいはい、ごめんね、もう帰らなきゃ」
はぐらすような言い方をしてから立ち上がると、昨日着てきた服を手際良く身に着けていく。
「…帰っちゃうの?」
「うん、帰る」
はぁぁ…
僕は心の底からのため息をついた。