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月あかりの夜
第1章 月を見上げる
 ある月がきれいな夜であった。

 何気なく月をベッドの上から見上げていた。

 窓際にあるベッドから寝たままで月が見えるのであった。

 二階屋の家と家の間から見える月。

 パット部屋のライトが燈ってきれいな月が霞んだ。
やれやれ無粋なと思ったら窓際に人影が出て室内灯に黒くシルエットになった。

 そして、スタンドライトが燈って人影が浮き出た。机があってそこに座っているらしい。

 ごく若い女であった。
 
 髪が肩以上に長いようで前髪でおでこを隠している。ごく若い女である、きっと女子高生ぐらいかもしれない。

 ベッドに寝そべって女学生の勉強姿を見ているのは何とも言えない。

 見とれてしまって、月を愛でる風流は何処かに行ってしまって苦笑するばかりであった。
 寝るつもりなのでこっちの灯りはとうに消していたから向こうからだらしない寝姿を見られることはない。
 見ていると集中しているのか一心不乱にペンを動かしている。なかなかの勉強熱心なものである。前に垂れてくる髪を時々肩側に跳ね上げる。

 見ている内に月は中天から移動してしまった。
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