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月あかりの夜
第5章 胸の高鳴り
昨日のように混雑の中で体を寄せ合って電車に乗って、若い体や息使いを堪能した。
彼女は嫌がることなく興奮した男のシンボルに身を寄せて業とか腰で揉んだ。
電車内の体制は同じになった。
どうも望んでそうなっているようだと思い始めた
洗い立ての髪の匂いが鼻先でする。
それとは別に若い女の甘い匂いが体からただよう、それが心地よい。
香料の匂いではない、若く清しい香りである。
鼻奥から脳細胞奥底にまで浸る。
一歩間違うと危険な誘い。
どーんと飛び込む勇気がないが、思いは越えられるかもしれない。
もうすでに周りの眼は這入らないし、気にもならいのである。
二日しか経ってない。