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雨の降る夜は傍にいて…
第5章 秋冷え…
 26 ストッキングラブプレイ

 ピンポーン…

 午前零時少し過ぎ、玄関チャイムが鳴った、浩司が店を抜け出して来宅してきたのだ。

 ガチャ…
 わたしがドアを開けるなり、彼がわたしを抱き締めてきた。

「ゆり…」
 そしてわたしの名前を囁きながら口吻をしてくる。
 彼の愛情が流れてくる熱いキスであった。

「あ…ん…」
 わたしはそんな彼の唇を受けながら、心が震え、力が抜けてしまう。
 そしてわたし達はゆっくりとベッドへと倒れ込む。

「ゆり…良かった…
 愛してるんだ、もう…」
 わたしはそう囁いてくる彼の唇を人差し指で制する。

 もうわかっている、わかっているから言葉はいらない…

 そういう想いを込めて人差し指で制し、そして目で訴えた。

「うん…」
 すると彼は頷き、そしてわたしのカラダをまさぐる様に愛撫をしてきたのだ。

 今夜のわたしは抱かれるつもりでシャワーを済ませ、そしてパジャマ代わりのタオル地のワンピースを着ている。
 そして、その下はノーブラで、彼の大好きなストッキングを、パンストノーパン直穿きスタイルで穿いていたのだ。

「あ…」
 彼はそんなわたしの準備の装いに気付き、目を輝かせる。

「あん…」
 そして彼はいきなり、その股間に頭を入れてきたのだ。

 ストッキングラブプレイである…

 わたしは初めての夜に、カラダと心にしっかりとストッキングラブな快感と絶頂感を擦り込まれてしまっていた。
 ストッキングのナイロン繊維の肌触りや感触、そして股間に食い込ませたストッキングの締め付け感と快感が忘れられなくなっていたのである。

 わたしの股間は既にそのストッキングラブの快感を期待して、ぐしょぐしょに濡れていた…

「あ、ああん…」
 彼の鼻先が直穿きパンストにグイグイと押し付けてくる。

 ズキズキズキズキ…

 すっかりと子宮が激しく疼いてきた。

 二週間という愛情の熟成期間により、わたしの快感への昂ぶりは既に最大限となっていたのである。

「あっ、っくっぅ…」
 彼が直穿きパンストの上からクリトリスに、舌先をグイッと舐めてきた、その瞬間であった。

 軽い、痺れる様な小さな絶頂感が子宮を震わせてきたのである…

「あっ、んん…」

 堪らない快感である…

 もう、もうわたしは…

 浩司無しではいられないのだ…





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