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雨の降る夜は傍にいて…
第5章 秋冷え…
 44 ぐちゃぐちゃ

 わたしは背徳感と罪悪感という不倫のスパイスに、いや、麻薬に、酔い痴れ、興奮していたのであった…

「さあ浩司ぃ、早くぅ…」
 わたしは淫靡な喘ぎにも似た声で囁き、彼を招く。

「ゆ、ゆり、お前…」
 彼は、このわたしのあまりにも淫らな痴態に慌てているようであった。
 だが、このわたしの痴態の全ての要因は、自分の妻と娘との食事のせいであるということだけは分かっている。

 しかし、きっと、こうまで淫れているとは想像もつかなかったであろうし、意味が分からない様でもあった。

 ただ一つ、妻と娘との食事のせいである…
 とは思っていたのだ。

「ゆ、ゆり…」
 彼はわたしの名前を呟きながら、抱き寄せ、口吻をしてくる。

 大丈夫なのか…

 何かあったのか…

 会わない方がよかったんじゃないのか…

 抱き寄せ、口吻をしながら、わたしの目をそんな想いを込めて見つめてきたのであった。

「ああ…」
 わたしは震え、喘ぎながら口吻を受け、そして彼の舌を絡め、貪り吸っていく。

「ね、ねえ、舐めてよ…」
 唇を離し、わたしはそう囁いた。

「あ、ああ…」
 そう返事をし、顔を股間へと動かしてきて、両脚を広げ、アソコに舌先を這わせてくる。

「はぁんっ、ああ…」
 わたしは彼の舌先を受け、全身を快感で震わせていく。
 さっき自らの指先でクリトリスを自慰的に弄り軽く絶頂していたから、アソコは特に敏感になっていたのだ。
 だから彼の舌先に、瞬く間に快感に震えてしまう。

「はあん、もっと強く舐めてよっ、もっとぐちゃぐちゃに舐めてっ…」
 わたしは淫らに喘ぐ。

「はぁ、んん、んあぁぁ…」
 彼にぐちゃぐちゃに舐められ喘いでいると、脳裏にさっきの奥様の顔が浮かんでくるのである。

「はぁぁ、指も挿入れてぇ」
 わたしは腰を動かし、彼の顔に押し付けていく。

 さっきまでの背徳感と罪悪感の興奮に焦れてしまい、昨日まで持っていた羞恥心が吹き飛んでしまったようなのであった。

「あん、指を動かしてよぉ、ぐちゃぐちゃにしてぇ…」
 脳裏には奥様の顔が、声が、グルグルと廻っていたのである。

 ほらっ、奥様、わたしは貴女の夫に抱かれてるのよっ…

 ほらっ、アナタのパパに抱かれているのよ…

 アナタのパパはわたしが好きなのよ…

 脳裏でそう叫んでいた。
 


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