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雨の降る夜は傍にいて…
第2章 春雷
 41 興奮

 わたしは今までの経験上、この男性の、いや、若い男性の、いや、あの7年前のただしがそうであったから、心とカラダの興奮と昂ぶりの生理的な、仕組みには理解をしている。

 ましてやわたしは体育教師なのである…
 保健体育の範囲内で十分と理解をしていた。

 だから自分もかなりこの啓介くんを目の前にして、いや、愛すると決めた時から自らの興奮と昂ぶりは自覚をしていたのである。

 だって自分自身でさえ、こうして男に抱かれる、抱く、愛される、愛する、というこのセックス行為は最後の元彼と別れてから溯れば約二年振りなのだ。
 この目の前の相手、啓介くんがいくら童貞の、高校生の、初めての未体験な男であって、わたしが完全に主導し、リードしなくちゃならない立場だとしても、当然わたし自身もさっきまでのような昔のただしと錯覚して間違いをしてしまう程に、昂ぶり、興奮してしまっていたのである。

 そういった意味と、お互いの興奮を少しでも冷静に戻す意味でも、こうした口唇による愛撫、つまりはフェラチオにより、啓ちゃんを一度射精させ、落ち着かせようと考えたのだ。

 それにこの後に啓ちゃんとスルと決めたのだ、そういった意味でも一度の放出、射精が必要なのだ…


 ジュボ、ジュルッ、ジュボ、ジュルッ…

 だが、わたしは久しぶりのフェラチオに内心、かなり、興奮してしまっていたのである。

 わたしはこのフェラチオという行為、この口唇による愛撫をする事が好きなのであった…








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