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雨の降る夜は傍にいて…
第2章 春雷
 42 フェラチオの想い

 わたしはこのフェラチオという行為、この口唇による愛撫をする事が好きなのであった…

 それは過去のただしから始まる男達との経験で、この口唇の愛撫、フェラチオによる快感が男達には堪らない快感を、絶頂感を生むのだという事を知ったからである。

 そしてわたしを抱いてきた過去の男達全員が、
 このフェラチオの前にはひれ伏し…

 わたしの言いなりになる…

 甘えてくる…

 まるで子供のように従ってくる…
 
 つまりはこのフェラチオによりわたし自身の中に秘かに隠されている

 サディスティックな想い…
 思考…
 嗜好…
 つまりは、昂ぶりによる男達を支配するという支配欲が満たされるのだ。
 そしてそれを完全に自覚した時に、このフェラチオによる男達の快感はわたし自身の心の快感にも直結し、男達の快感に比例してきたのである。

 だからこの啓ちゃんのフェラチオによる快感も、わたし自身の快感になり、興奮し、より疼きを昂ぶらせてくるのだ…

 ああ、堪らない…

 早く、早くシタい…

 挿入れてほしい…

 啓ちゃんに抱かれたい…

 想いの昂ぶりはますます疼きを増してきていたのである。

 そして早く、この青春の後悔の想いをこの啓ちゃんに抱かれて乗り越えて、前に進みたい…







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