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雨の降る夜は傍にいて…
第2章 春雷
 44 オスの本能

 ゴロゴロゴロゴロ…

 春雷が完全に遠退いていく、これで天候もようやく安定するであろう…

 俺はそんな事を心の隅で想いながら、この薄暗い部屋に浮かび上がっている、膝立ちで俺の正面を向いているゆり姉ちゃんの美しい裸体を眺めていた。

 全体的に締まった、スレンダーなスタイル…

 決して大きくはないがカタチのよいオッパイ…

 キュッと締まったウエストライン…

 そしてスポーツマン、いや、レディらしい締まりのある太腿…

 それらを上からゆっくりと視線を下ろしながら見つめていく。

 あっ…

 すると、再び俺のチンポがギンギンに昂ぶり、脈打ち、反り返ってきたのを感じたのだ。

「す、すごい…」
 ゆり姉ちゃんがその反り返りはじめた俺のチンポを見たのであろう、感嘆の吐息を漏らし、囁いたのである。

 あっ…

 そしてこんな俺でもわかるくらいに、ゆり姉ちゃんの目が濡れて欲情の輝きをしていたのである。

「ゆ、ゆり姉ちゃんっ…」
 ここからはオスの本能であったのだろう、俺はそのゆり姉ちゃんの欲情の目を見て無意識に抱き付いていったのだ。

「あんっ、け、啓ちゃんっ…」

 白い、締まった、そして女性特有の柔らかさのゆり姉ちゃんの裸体が俺のオスの本能を更に激しく昂ぶらせ、興奮させてくる。
 そして俺は無我夢中にゆり姉ちゃんの唇を求めていったのだ。

「ああっ、ゆり姉ちゃん…」

「あん、け、啓ちゃん…」
 激しく互いの唇がぶつかり合う、そして貪るかのように舌を吸う。
 ゆり姉ちゃんの甘い唾液が心を震わせてくる。
 手が、指が、初めての乳房に触れ、その柔らかさに、初めての感触に、更に心を震わせてくるのだ。

 な、なんて柔らかさなんだ…

 




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