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雨の降る夜は傍にいて…
第2章 春雷
 47 肉の感触…

「け、啓ちゃん、挿入れて…」
 ゆり姉ちゃんはそう囁きながら、俺のチンポを掴み、そしてゆり姉ちゃんのアソコへと導き、先からゆっくりと肉の壺、まさに、そんな表現がピッタリなアソコの中へと導いてきたのである。

 挿入れて、じゃなくて、挿入るよ、であったのだ。

「あ、ああ…」

「う、ううん…」

 互いに声を押し殺しながら喘ぐ。

 ゆり姉ちゃんの肉がチンポ全体に絡み付いてくるようであった。

「ああ、ゆり姉ちゃん、あ、熱いよ…」
 そうなのだ、ゆり姉ちゃんの中はねっとりとして、熱く、とても気持ちがよいのである。

 ああ、これが、アソコなのか…

 ああ、蕩けそうだぁ…

 人類の男達がこのアソコに夢中になるのがよくわかるわぁ…

 俺は感動しながら、そう思っていたのだ。

「動くわよ、できるだけ我慢するのよ…」

「う、うん…」

 ヌチャ、ジュボ、ヌチャ、ジュボ…

 ヌチャ、ジュボ、ヌチャ、ジュボ…

 淫靡な、いやらしい湿った音が鳴り響く。

 ヌチャ、ジュボ、ヌチャ、ジュボ…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 ああ、気持ちいい…

 ああチンポが蕩けそうだぁ…

 だが、さっき一度出したせいなのか、意外に我慢できそうであった。

 こ、これで、俺は男になる…

 大人へと、一歩前進できるのか…

 そして

 兄貴に追い着ける事が出来たのか…

 兄貴が17年という短い生涯で唯一愛した、このゆり姉ちゃんが、今、俺と交わってくれているのだ。
 
 同情だろうと、過去の何かの拘りでも構わない…

 今、こうして、こうできているという事実か重要であり、大切なのである。

 とにかく兄貴という俺にとっての高みの存在を、存在感を乗り越えたいのであったのだ。

 そしてこの初体験、童貞喪失、これが明日への一歩となり、歩め始めるのである。

 そして、この目の前の、この、俺を抱いてくれているゆり姉ちゃんの存在感が大事なことなのであったのだ。

 「ああ、ゆり姉ちゃん、気持ちいい…」
 そして俺達はゆり姉ちゃんの正面座位という体位で愛し合いながら、唇を合わせていくのである。


 ああ、ゆ、ゆり姉ちゃん…

 ああ堪らない、蕩けそうた…


 ヌチャ、ジュボ、ヌチャ、ジュボ…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…






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