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第30章 会社の同僚の彼女

佐那side

・・・・・・・。

どうしよう・・・・・。

龍之介に・・・・。

バレちゃう。


涙がまた出てきた。

すると、

蓮君の彼女は綺麗なハンドタオルで私の顔を拭いて・・・・。

「泣かないで・・・・きっと大丈夫・・・・」

「うっ・・・・・私ッ・・・・言えなかった・・・龍之介に言えなかったの・・・・・」

そう言うと、

彼女は私の顔をじっと見て・・・・。

笑った。

「貴方が久野さんの彼女だったんですね・・・・(笑)私も貴方の彼に助けて貰った・・・優しい人だよね・・・」

・・・・・・ッッ///////////

そう・・・・

優しいの。

「優しいッ・・・・うっっ・・・・龍之介に逢いたい・・・・・でも逢うの怖いッ・・・・・」

そう言うと彼女は私を抱き締めて・・・・

「大丈夫・・・・傍にいた方が良いよ・・・大好きな彼の傍に・・・ね？(笑)」

う～・・・・・・・・ッッッ