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世界で一番君が好き~You’re my love♡
第7章 凪
私は・・・。
小田切凪、25歳。
旧姓水瀬凪。
結婚したのは母の病気の治療のためだって・・・あまり言いたくはない。
母にも気を使わせてしまうし、同情をされるのも嫌だった。
だからせっかく結婚するなら相手の方を好きになれたら、そう思ったの。
でもそうはならなかった。
結婚相手の小田切達夫は殆ど自宅には帰らず何処で何をしているのかは不明。
私も細かく管理をする気もないし特に聞かない。
でも年が離れていてももしかしたら一緒にどこかに行ったり違う楽しみ方が出来るのでは・・・って期待も含め結婚。
でもそういう事は全くなく本当に契約でしかなかった。
自宅を出て駅まで歩いてる間色々考えた。
離婚をしたいと言ったら向こうはきっと止めることはない、けど母の治療費はそこで止まる。
またお店で働いて治療費を稼ごうか・・・・。
私は選択を間違えたのかもしれないな。