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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第8章 企み(呪われた王宮)
そして、全てを悟ったのである。

「ああああ・・あああああ・・・」

足が震える。
腕に力が入らない。

でも、逃げなければ。
ルナの瞳が徐々に光っていく。

金色の光が一瞬、強くなったかと思うと扉の向うからルナの姿が消えていた。
奥の部屋ではマチルダ王妃の喘ぎ声が、妖しく響きわたっていくのだった。
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