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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第107章 断末魔(アズート)
「待たせたな、マチルダよ・・・。タップリと可愛がってやる」
大トカゲが近づいてくる。
ルナの生気を吸い取り、恍惚とした表情には何の警戒心も見えなかった。
王妃がディオンの精気を受けて、妖術を取り戻していることに気づいていない。
精霊達の祝福を受けたディオンの精気はアズートの魔力を拭い去り、マチルダにジューム人の力を与えていたのだ。
マチルダの目の輝きが増していく。
その瞬間、マチルダの手が伸びた。
素早く聖剣を持つと、それは金色の閃光を強く放った。
大トカゲが近づいてくる。
ルナの生気を吸い取り、恍惚とした表情には何の警戒心も見えなかった。
王妃がディオンの精気を受けて、妖術を取り戻していることに気づいていない。
精霊達の祝福を受けたディオンの精気はアズートの魔力を拭い去り、マチルダにジューム人の力を与えていたのだ。
マチルダの目の輝きが増していく。
その瞬間、マチルダの手が伸びた。
素早く聖剣を持つと、それは金色の閃光を強く放った。