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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第11章 故郷(呪われた王宮)
「大丈夫・・僕がついているよ、ルナ。安心して眠るんだ、愛しているよ」
「ディオン・・・」

ルナが顔を上げた時、急に恥かしくなってディオンは顔を赤らめた。
そんな男の仕草が嬉しくてルナはクスッと笑うと、短い口づけをディオンに投げた。

そして再びディオンの胸に顔を埋めると、幸せそうな声を出した。

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