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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第2章 アキシニス王国(呪われた王宮)
「ご機嫌、うるわしゅう・・・」
司教の言葉に、王と王妃は深く頭を下げた。
「お身体の具合はどうですか、陛下」
「ええ、随分いいようです・・・。これも司教様に頂いた薬のおかげです」
「いえいえ、それは陛下の信心の賜物です。神はいつも見守って下さるのですから」
司教の言葉に再び王が頭を下げると、司教は優しくしわがれた手の平を王の額に乗せた。
春の日差しが三人の影を庭に落としている。
ルナ達の歓声とひばりの声が、平和を象徴するように聞こえていた。
司教の言葉に、王と王妃は深く頭を下げた。
「お身体の具合はどうですか、陛下」
「ええ、随分いいようです・・・。これも司教様に頂いた薬のおかげです」
「いえいえ、それは陛下の信心の賜物です。神はいつも見守って下さるのですから」
司教の言葉に再び王が頭を下げると、司教は優しくしわがれた手の平を王の額に乗せた。
春の日差しが三人の影を庭に落としている。
ルナ達の歓声とひばりの声が、平和を象徴するように聞こえていた。