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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第19章 始まり(呪われた王宮)
結ばれたまま漂った官能の海の中、二人は心地良い眠りに落ちていた。
目覚めた時には身体中に生気がみなぎり、希望に満ちた胸の高鳴りが二人を駆りたてていた。

「行きましょう、王宮へ・・・」

ルナの声を待っていたかのように、大鳥が銀色の翼を翻して降りてきた。
二人は、それが当然のように上に乗り飛び立ったのである。
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