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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第4章 白い記憶(呪われた王宮)
ルナは草原の上を走っていた。
何処までも続く緑は、爽やかに少女の心を魅了していく。

いくら走っても疲れない。
軽い足取りで、ルナは笑い声を上げている。

「フフフフ・・アハハハ・・・」
幸福感で心は充満していた。

ゆるやかな上り坂が続いていく。
ルナは更に足を速めた。
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