この作品は18歳未満閲覧禁止です
呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第40章 呪いの残像(アズート)
「やめろぉ・・・」
叫ぶ力も無かった。
男に弾き飛ばされた時に胸を強く打ったらしい。
「いやっ・・いやぁ・・・・」
男の太い指がルナの手首を赤く染めている。
しなやかな指は何かを求めるように、ざわめきゆれていた。
男のヨダレが髭を伝ってルナの身体に落ちていく。
それを擦り付けるようにして男は揉み解している。
ピンク色の塊が一旦、男の指に隠れたかと思うと弾けるように現れた。
ルナの身体に電流が走る。