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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第42章 ケダモノとの交わり(アズート)
「んふっ・・んふっ・・んふっ・・んふっ」
ひざの上でルナが踊っている。
浅黒い男の身体に抱かれながら。
男の突き上げる動きのまま正確にリズムを刻んでいく。
男の広い背中でさ迷う、しなやかな腕の残像が森の闇に浮かんでいる。
ディオンの虚ろな目が、それを追っていた。
男の髭に埋もれた唇から差し出された舌を自分から絡ませ吸っている。
決して放そうとはせず、もう長い時間、繋がったまま腰を振っているのだった。