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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第47章 聖水(アズート)
「そ、そんな・・・?」
そして急いでルナの花園に目を凝らしてみると、自分と同じ状態になっていた。
真っ赤な血が流れているのだ。
盗賊に何度も犯され、しかもその後で自分との交わりもあった。
ルナの大切な泉が傷ついてしまったのだろうか。
ディオンの心は不安で一杯になり、注意深くルナの花園を見た。
「おおおお・・・・」
すると、どうだろう。
流れていた赤い血が、見る見る内に金色に変わっていくではないか。