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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第52章 マチルダ(アズート)
「これ、なぁに・・・?」
無邪気に聞く幼子に、僧侶は優しく答える。
「それは、御先祖様から代々伝わる大切な聖剣だよ」
「ふぅーん・・・」
不思議そうに眺めていたマチルダは、興味深そうに手を伸ばした。
「これっ、ケガをする・・・」
僧侶が止めようとすると、マチルダが触れた箇所から聖剣が徐々に輝き出すのだった。
僧侶は一瞬、我が目を疑ったが暗い聖堂を輝きで照らす光に感嘆の声を上げた。
「オオッ、こ・・・この輝きは・・・?」
マチルダが振り返ると、両方の瞳が金色に輝いていた。
「おおおおおお・・・・」
僧侶はその光に引き込まれる気がした。
無邪気に聞く幼子に、僧侶は優しく答える。
「それは、御先祖様から代々伝わる大切な聖剣だよ」
「ふぅーん・・・」
不思議そうに眺めていたマチルダは、興味深そうに手を伸ばした。
「これっ、ケガをする・・・」
僧侶が止めようとすると、マチルダが触れた箇所から聖剣が徐々に輝き出すのだった。
僧侶は一瞬、我が目を疑ったが暗い聖堂を輝きで照らす光に感嘆の声を上げた。
「オオッ、こ・・・この輝きは・・・?」
マチルダが振り返ると、両方の瞳が金色に輝いていた。
「おおおおおお・・・・」
僧侶はその光に引き込まれる気がした。