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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第62章 絡めとられる心(アズート)
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、あふぅっ・・・」
閉じ込めていた欲望が目覚めていく。
沸き上がる快感は泉となってマチルダの花園を濡らす。
「いいっ・・・いいっ・・・・もっとぉ」
欲望以外の感情は消えていた。
毎夜の調教が一切の理性を残す事を許さなかった。
マチルダがいくら努力しようとも、夢という心の無防備な状況では逆らう事は不可能なのだ。
心が変えられていく。
奥底まで邪悪な欲望が支配していくのだ。