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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第69章 僧侶と司教2(アズート)
「はぁ・・・ああ・・・」
途切れ勝ちになった王妃の吐息は、まるで何かを待っているかのようであった。
司教は焦らすかの如く、ジックリと目の前の果実に見入っている。
「美しい・・・」
「あっ・・・・」
生臭い吐息と共に吹きかけられた言葉は王妃に小さな悲鳴を上げさせた。
いつの間にかマチルダのしなやかな腕は司教の背中に廻り、引き寄せようとしていた。
無意識に欲している。
その気配に気づいた司教はすかさず、そのまま柔らかな果実を口に含んでやった。
「はぅっ・・・・」
声にならないものが王妃の唇から漏れる。
途切れ勝ちになった王妃の吐息は、まるで何かを待っているかのようであった。
司教は焦らすかの如く、ジックリと目の前の果実に見入っている。
「美しい・・・」
「あっ・・・・」
生臭い吐息と共に吹きかけられた言葉は王妃に小さな悲鳴を上げさせた。
いつの間にかマチルダのしなやかな腕は司教の背中に廻り、引き寄せようとしていた。
無意識に欲している。
その気配に気づいた司教はすかさず、そのまま柔らかな果実を口に含んでやった。
「はぅっ・・・・」
声にならないものが王妃の唇から漏れる。