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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第71章 僧侶と司教4(アズート)
「あっ・・・な、何を・・・?」
不意の感触にマチルダが見やり、それに気づくと直ぐに顔を男の胸に押し付けた。
耳元まで赤く染めている。
熱い。
悪夢で見たおぞましいモノだった。
「い、いやぁ・・・」
嫌悪感が湧き上がる。
王のものでさえ見た事は無かったのに。
それが今、自分の手の中にあるのだ。
「ふふふ、どうしたマチルダよ・・・。お前が望んだ事ではないか」
司教の意外な言葉に、王妃は顔を上げると泣きそうな声を出した。
不意の感触にマチルダが見やり、それに気づくと直ぐに顔を男の胸に押し付けた。
耳元まで赤く染めている。
熱い。
悪夢で見たおぞましいモノだった。
「い、いやぁ・・・」
嫌悪感が湧き上がる。
王のものでさえ見た事は無かったのに。
それが今、自分の手の中にあるのだ。
「ふふふ、どうしたマチルダよ・・・。お前が望んだ事ではないか」
司教の意外な言葉に、王妃は顔を上げると泣きそうな声を出した。