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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第6章 不思議な力(呪われた王宮)
ステンドグラス越しに差し込める淡い光の中を、少女は進んでいった。
金色の瞳の光が、徐々に薄れていく。
(いつからだろう・・・?)
ルナはこの自分の不思議な力に、何時も戸惑ってしまう。
幼い頃から鳥や獣と話が出来た。
母に聞くとジューム人の力だという。
でも危険な力なので絶対に人に見せてはいけないという。
ルナも滅多に使わなかったが、コッソリ勉強を抜け出してディオンと遊びに行く時等に、何度か使った事がある。
しかしそれは目くらまし程度の物で弱い力であった。
十五歳の成人式を迎えてから、急に力が強くなったように思える。
術をかけられた者達も、それを覚えていない程であった。
金色の瞳の光が、徐々に薄れていく。
(いつからだろう・・・?)
ルナはこの自分の不思議な力に、何時も戸惑ってしまう。
幼い頃から鳥や獣と話が出来た。
母に聞くとジューム人の力だという。
でも危険な力なので絶対に人に見せてはいけないという。
ルナも滅多に使わなかったが、コッソリ勉強を抜け出してディオンと遊びに行く時等に、何度か使った事がある。
しかしそれは目くらまし程度の物で弱い力であった。
十五歳の成人式を迎えてから、急に力が強くなったように思える。
術をかけられた者達も、それを覚えていない程であった。