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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第91章 蘇る悪夢(アズート)
『お母様・・・ディオン・・・・』
アズートの策略に掛かったルナ達は、地獄の狂宴を繰り広げる事になるのだ。
『んん、ふ・・・ぅ・・ディオン・・・』
『ああ・・おお・・・王妃様・・・』
母と自分の恋人が抱き合い、互いの唇を貪っていた。
(ど、どうして・・何故・・・?)
呆然と見つめるルナに、アズートの妖術が一瞬にして心の隙間を捕らえた。
『返事をするのだ、ルナ・・・』
『ハ・・イ、司教様・・・』
操られたルナの声が唇から漏れた。
ルナの瞳が金色から灰色に変わっていく。
横たわるルナの瞳も同じ色に染まる。
再現される忌まわしい悪夢に向かって、ルナは身も心も捕らわれていく。
逆らうことはできない。
過去の記憶をなぞり、もう一度アズートに凌辱されてしまうまで。
張り裂けそうな想いを抱き、ルナは「あの時」へ旅立って行くのだった。
アズートの策略に掛かったルナ達は、地獄の狂宴を繰り広げる事になるのだ。
『んん、ふ・・・ぅ・・ディオン・・・』
『ああ・・おお・・・王妃様・・・』
母と自分の恋人が抱き合い、互いの唇を貪っていた。
(ど、どうして・・何故・・・?)
呆然と見つめるルナに、アズートの妖術が一瞬にして心の隙間を捕らえた。
『返事をするのだ、ルナ・・・』
『ハ・・イ、司教様・・・』
操られたルナの声が唇から漏れた。
ルナの瞳が金色から灰色に変わっていく。
横たわるルナの瞳も同じ色に染まる。
再現される忌まわしい悪夢に向かって、ルナは身も心も捕らわれていく。
逆らうことはできない。
過去の記憶をなぞり、もう一度アズートに凌辱されてしまうまで。
張り裂けそうな想いを抱き、ルナは「あの時」へ旅立って行くのだった。