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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第92章 蘇る悪夢2(アズート)
「ようやく会えたな、ルナ・・・。嬉しいぞ」
ゆっくりと司教の顔が近づいてくる。
しわがれた老人の唇が触れる直前に、少女の透き通る声が漏れた。
「私も・・・うれ・・しい・・・・」
愛おしそうに唇を受け止めたルナは、見覚えのある感触に記憶の糸を手繰る。
(ああ・・・・この感・・じ・・・・)
何度も見た夢に似ている。
「んっ・・・・ふっ・・・ふぅっ・・・」
老人の舌が入ってくる。
(そ・・・う・・あの・・・時も・・・)
少しずつ思い出されていく。
(ああ・・・何か・・・変・・・)
熱い。
身体が何かを欲している。
ルナの細い指は不可解な刺激に耐えながら、法衣を掴み震えていた。
ゆっくりと司教の顔が近づいてくる。
しわがれた老人の唇が触れる直前に、少女の透き通る声が漏れた。
「私も・・・うれ・・しい・・・・」
愛おしそうに唇を受け止めたルナは、見覚えのある感触に記憶の糸を手繰る。
(ああ・・・・この感・・じ・・・・)
何度も見た夢に似ている。
「んっ・・・・ふっ・・・ふぅっ・・・」
老人の舌が入ってくる。
(そ・・・う・・あの・・・時も・・・)
少しずつ思い出されていく。
(ああ・・・何か・・・変・・・)
熱い。
身体が何かを欲している。
ルナの細い指は不可解な刺激に耐えながら、法衣を掴み震えていた。