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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第8章 企み(呪われた王宮)
「ああっー・・あっあっ、ああっー」
母の表情は遠くをさ迷い、金色に光る瞳を大きく開いて叫んでいる。

母の形の良い唇も、ふくよかな耳も長い足の付根の花園も、そしてその向うにも蛇の頭が見え隠れするように出し入れされている。
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