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熱い視線に身体が疼く
第2章 奇跡の再会
嫌いって、ここにいる事バレたらどうするのよ。

「よくここが分かりましたね。」

「木村さんに聞いた。」

「木村さん?」

ああ、あのスタジオの偉い人だって言う。

「で?何の用ですか?」

「連絡先、聞きに来た。」

「ああ……」

本当に知りたかったんだ。私の連絡先。

「じゃあ、スマホ取ってきますね。」

「いや、俺のID渡すから、後で登録して。」

そう言って風斗は、私に一枚の紙を渡した。

「じゃあ、マネージャー待たせてるから。」

「はい、あ、あの!」

すると背中を向けた風斗は、クスッと笑った。

背中まで無駄のない筋肉。すごいわ。


私はビルの中の稽古場に戻って、スマホを取り出した。
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