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熱い視線に身体が疼く
第2章 奇跡の再会
そして夜になって、私は何気にビルの陰に隠れた。

風斗と会うなんて、どうしよう。

髪型とか、変じゃないかな。

鏡を取り出して、前髪を確認した。

「何、やってんの?」

見ると、風斗が隣にいた。

「うわあ。プライムの風斗!」

「今更?」

私はこの自然な会話に、ニヤけてしまった。

「じゃあ、行きますか。」

「どこに?」

「プリンスホテル。」

私は唖然とした。

ホ・テ・ル⁉

えっ?これって、最初のデートじゃないの?


『遊ばれでもしたら』

啓太の一言が、私の脳裏に過った。

「あの、私……そう言うのは……」

「えっ?誤解だって!プリンスホテルに、美味いルームサービスがあるんだよ。」
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