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ベターハーフは何処にいる
第10章 長い夜と新しい朝
純白でフリフリのナイトドレスを着てみる。
なんか、物凄く恥ずかしい。

一度つけてみたブラを外して上からスルリと抜き取る。

ショーツは、純白のTバックだけど、
これ、絶対に濡れちゃって恥ずかしいことになるから、
脱いじゃおうかなと思った。

でも、ひょっとして、
脱がす楽しみもあるのかなと思って、
そちらは取り敢えずそのままにしてみた。


髪は降ろしたままにして、
寝室にそっと行ってみた。


ベッドに腰掛けてぼんやりしていた豪ちゃんが立ち上がって私の方にゆっくり歩いてくる。

跪いて手の甲にキスをして、
「愛ちゃん、凄く素敵だよ?
俺だけのお姫様だな」と言うと、立ち上がって抱き締めてくれる。


あれ?と思うと、
私の頭の上で豪ちゃんは泣いていた。



「えっ?
どうしたの?」と言うと、

「いや、嬉しくて…」と言うと額にキスをしてくれる。


「やだ。
私の方が泣かないといけないのに?」と言うと、
フワリと抱き上げてベッドに運んでくれた。


「脱がせるの、
勿体ないくらい可愛いから、
着たまま、しても良い?」と言う。


頷くとたっぷり顔中にキスをしてから、
耳や首筋にキスをすると、
ナイトドレスから出ている腕や手をじっくり舐めてくれる。


くすぐったさと気持ち良さと恥ずかしさで、
下半身が動いてしまう。

じゅわ…っと濡れているのが、
自分でも判る。



「豪ちゃん…。
あのね…。
濡れちゃって、下着が大変みたいなの」と言うと、
手を伸ばして、
「えっ?」と小さい声を出すと、
身体を起こして裾を捲るから、

「やだ。
豪ちゃん、恥ずかしい…」と言うと、

「愛ちゃん、なに、これ?
凄くエロい。
ヤバいよ。
ちょっと、うつ伏せになって?」と言って、
くるりと私の向きを変えた。
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