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ベターハーフは何処にいる
第11章 旅立ち
「あっ…んっ…そこ…
気持ち良い…」
豪ちゃんのボスは私なのに、
ベッドの中ではすっかり骨抜きにされてしまう。
悔しいから、
私もと豪ちゃんの上に跨って、
乳首を舐めたりしては自分で腰を動かしたりもする。
たくさん愛し合って、
2人でバスタブに浸かってのんびり話をして、
また愛し合う。
樹さんは豪ちゃんの事務所で働いてくれて、
今では欠かすことの出来ない大切なメンバーになってくれていた。
葉さんとも連絡を取り合うようになっていた。
アメリカからは帰らないと言っていたけど、
樹さんとやり取りしているうちに、
なんとなく2人の仲も改善しているようだった。
2人とも、豪ちゃんに、
「愛美さんのこと、好きだったのにな」と言って、
困らせているらしい。
翔子さんとは連絡が取れないままだったけど、
何処かで少しでも幸せになっていると良いなと思った。
お人好しとか、
綺麗事言ってと思われるかもしれないけど、
私自身が今、本当に幸せだから、
周りもそうあって欲しいと単純に考えていた。
全然、見えてなかったけど、
俯瞰して、高い処から見てみたら、
ベターハーフは産まれた時からずっと隣に居てくれてた。
気がつくのが遅かったのか、
色々あったからこそ、
キチンと思い遣れるようになれたのかは、
もっと年月が過ぎたら判るのかもしれない。
そう思いながら、
大型犬みたいな顔で眠る豪ちゃんの頬にそっとキスをした。
(完)
気持ち良い…」
豪ちゃんのボスは私なのに、
ベッドの中ではすっかり骨抜きにされてしまう。
悔しいから、
私もと豪ちゃんの上に跨って、
乳首を舐めたりしては自分で腰を動かしたりもする。
たくさん愛し合って、
2人でバスタブに浸かってのんびり話をして、
また愛し合う。
樹さんは豪ちゃんの事務所で働いてくれて、
今では欠かすことの出来ない大切なメンバーになってくれていた。
葉さんとも連絡を取り合うようになっていた。
アメリカからは帰らないと言っていたけど、
樹さんとやり取りしているうちに、
なんとなく2人の仲も改善しているようだった。
2人とも、豪ちゃんに、
「愛美さんのこと、好きだったのにな」と言って、
困らせているらしい。
翔子さんとは連絡が取れないままだったけど、
何処かで少しでも幸せになっていると良いなと思った。
お人好しとか、
綺麗事言ってと思われるかもしれないけど、
私自身が今、本当に幸せだから、
周りもそうあって欲しいと単純に考えていた。
全然、見えてなかったけど、
俯瞰して、高い処から見てみたら、
ベターハーフは産まれた時からずっと隣に居てくれてた。
気がつくのが遅かったのか、
色々あったからこそ、
キチンと思い遣れるようになれたのかは、
もっと年月が過ぎたら判るのかもしれない。
そう思いながら、
大型犬みたいな顔で眠る豪ちゃんの頬にそっとキスをした。
(完)