この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ベターハーフは何処にいる
第3章 いきなりの失恋と喪失
翌日、豪ちゃんの車でベンジャミンを引き取りに行った。

そして、
「最後にハグさせて?」と言って、
背伸びして、ギュッと森田くんを抱き締めて泣いた。


「アメリカ、行ったら泊めてくれよな?
その代わり、日本に帰ってきたら、
俺の処に泊めてやるから」と言って、
男同士で、2人もハグして、
寂しくなるから成田にも見送りに行かなかった私は、
その後、暫く森田くんと会うこともなく、
声を聴くこともないまま、
忙しい日々を送ることになった。


でも、ベンジャミンは森田くんの代わりと思って、
毎日話し掛けて、
お水をあげたり葉っぱの手入れをしていた。




空港に送っていった豪ちゃんと森田くんの間でされた会話についても、
私は知る由もなかったけど、
知らなくて良かったのかもしれないと思っていた。



樹というヒトとも接点はなくて、
翔子さんの名前もすっかり遠い彼方になっていた。


森田くんがあっちの司法試験に受かったという話は豪ちゃんから聴いてたけど、
突然、帰国することを聴いて、
実は心が物凄く揺れていた。



だって、やっぱり森田くん以上に好きになれるヒトと、
出会えてなかったから。


で、ずっと帰国してなかったから、
合格もしたことだし、流石にそろそろ、結婚とかの準備での帰国なんだろうと思って、
ややこしいことにならないように、
森田くんには近付かないようにしようと考えていた。
/120ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ