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おさななじみ
第14章 二人の気持ち
ガムの噛み屑を捨てると、
いかにも『さて』という雰囲気になって照れくさい。

「か、カぉリ…」
…緊張しすぎて噛んだ

「アキラ…」

カオリがそっと目を閉じる。
俺は顔を近づけ…止まる。
その気配を感じたのか、カオリが目を開けて「また?」という顔をした。


だって俺はまだ、肝心なことをちゃんと言っていない。






「好きだよ、カオリ」



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