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自分の為のBL
第2章 fantasy life
図書室には、少しずつ生徒が増えてきてる。 静かながらもヒソヒソ話す声とか足音でそれが 解る。
……続きが読みたい…けど……
これ以上、ここで読み続けて誰かに見られるの は嫌だ。内容知ってる人だったらバレるかもし れないし…何より、自己主張を続ける体の中心 に気付かれたら困る。
だけど、借りるにはカードを書いて、本と一緒 に先生へ渡さないといけない。そんなのもっと 無理………
毎日、皆が来る迄の時間で、少しずつ読むしか ないか…………そう考えて、必要以上に気を付け ながらソッと本棚に戻した。
無事に片付けると、壁と本棚の角に向かって深 く息を吐く…
…ふぅ~っ…ふぅ~っ
本は片付いたけど、体がこれじゃあ、人前に出 られないよ~っ!