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溺愛契約
第4章 ライバル登場
こうして檀上で、発表する伸樹君、カッコいい。

ふと伸樹君と目が合った。

今の伸樹君、すごく頼もしいよ。

私は、大きく頷いた。

伸樹君も大きく頷いて、説明は順調に。

「そして、これが我が社のキスシーンです。」

会社で、部長に撮らされた、私と伸樹君のキスシーン。

だけど、一向に始まらない。

「あれ?線が調子悪いのかな。」

伸樹君が接続を見ても、直らない。


「すみません。実演します。」

その瞬間、私は伸樹君に抱き寄せられた。

「演技、覚えてるよね。」

「う、うん。」

「じゃあ、いくよ。」

突然のキス。そして、情熱的なキス。

感じちゃあ、ダメだって言い聞かせるけれど、伸樹君のキスが上手くて、それどころじゃない。
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