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溺愛契約
第4章 ライバル登場
私が玄関のドアに、手を掛けた瞬間、伸樹君は私を横から抱きしめた。

「香美さん。俺が今好きなのは、香美さん言ってるでしょ。」

「伸樹君……」

「何で、分かってくれないかな。」

伸樹君が私を見ながら、切ない表情を浮かべる。

「じゃあ、私のキス好き?」

「……好きだよ。」

「感じてくれる?」

「当たり前だろ。」

私が唇を重ねると、伸樹君は舌を出して、私の舌に絡めた。

「ん……ふぅ……」

伸樹君のキス、優しくて気持ちいい。

「香美さん、もっと舌出して。」

言われた通りにすると、伸樹君は私を壁に押し当てた。

「あぁ……伸樹君……」

首筋を舐める伸樹君に、激しさを感じた。
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