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世界で一番君が好き~you are my treasure♡
第14章 動き出す黒い影
すると20代前半の若い奴がこっちに歩いてきた。
明らかにうちの関係者だと思い車の窓を開けると・・・・。
「お疲れ様です、岳さんを探してるんですか?」
・・・・・・。
その若いのは俺の顔をじっと見つめ言ってきた。
俺は煙草を吸って、
「岳、部屋にいるかな?居ないなら誰か鍵持ってる?」
そう言うと、その若い奴は・・・・。
「岳さん、もう暫く見てないんですよ・・・・鍵も誰も持ってなくって・・・・いつも一緒に居た徹さんも一緒に姿を消しました。」
徹もか・・・・。
徹も岳と似ててヤクザ向きじゃなかったもんな~・・・・。
「そうか・・・分かった、岳とか徹って女いたっけ?」
俺が言うと若いのは首をかしげて・・・・。
「いやぁー・・・・いやー・・・どうっすかね、俺ずっとここ住まして貰ってるんっすけど~・・・見たことないっすね・・・・」
女の影なしか。
参ったなー・・・・。