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世界で一番君が好き~you are my treasure♡
第17章 家族

沙帆side


はぁー・・・・・・あ。

昨夜から何回ため息をしたかな。

ため息つきすぎて呼吸が荒い人っぽくなってないかな????



「沙帆ちゃんだけでも沖縄一緒に行ければいいのに・・・・」

そう言うのは佐那ちゃん。



私たちは会社のクリスマスパーティーが行われるホテルの会場近くのトイレで化粧を直しながらそんな会話。

「流石に堂本君を置いて一人でなんて・・・・」

私がそう言って苦笑いをすると佐那ちゃんはカウンターに手をついて鏡越しに私の顔をじっと見つめ口を尖らせた。

「夏希さんと一緒に!!!!・・・って駄目か・・・・(笑)」


そうだよねぇ・・・。

がっかりしてるのは多分夏希さんも一緒。

夏希さんなんて美晴さんに会えるってすっごい楽しみにしてたし、色々計画を立てていたようだし。

私と堂本君は沖縄に行ってものんびり過ごす程度だし贅沢言い過ぎなのかな。

「夏希さんと一緒に超豪華なエステとか受けようかな~!!それ位は許されるでしょ???」

私がリップを塗って笑って佐那ちゃんにそう言うと、

佐那ちゃんはため息をついて鏡に頭を付けて寄りかかり、

「シーサーの置物買ってくるねー・・・・・」

て、言ったの(笑)

今更シーサー???(笑)

・・・・・・。

「ちんすこうのチョコ味で良い(笑)」

私が言うと、佐那ちゃんは笑って

「どっちも買ってくる!!!」









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