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第19章 兄弟　２

岳side

船を降りそのまま車で高松方面へ・・・・。

徳島からは1時間ちょいかかった。

「な・・なんかすっごい緊張してきたッ///////////」

雫はそう言って鏡を見てグロスを塗った。

「雫さん緊張するのッ？？？(笑)俺も蓮さん緊張しますーーーッ！！！」

徹も後部席でそう言って笑った。

俺だって・・・。

てか、

「俺、蓮の彼女って初めてかも！！アイツ彼女って今までずっと居なかったから・・・・」

そう・・・。

蓮は中学の時、・・・というか小学校の時からかなりモテてた。

俺だってモテないわけではなかったけど・・・蓮はレベルが違った(笑)

でも不思議と彼女という存在は全く見たことがない。

確かに俺も家庭の事があったから安易に女の子と付き合ったりはしなかった。雫は・・・、人生で2人目の彼女だった。

雫は俺の方を見て、

「蓮君って格好いいんだよね？？？彼女今まで居なかったんだ？？？」

そう言った。

「元々、人見知りだったりして・・・今の職場で会社の人と凄く仲良くしてるみたいで少し人見知りも軽減したのかな？？？」

蓮は中学の時も友達も居なさそうだった(笑)

でもー、妙に目立つからしょっちゅう女の子には告白されてたな。