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第19章 兄弟　２

ホテルの人が部屋まで案内してくれた。

「五十嵐様のお部屋はこちらになります(笑)」

案内されたのは一番奥のお部屋・・・・。

部屋の中は白で統一されていて、なんか・・・海外に来たような気分。

部屋の窓からはライトアップされたテラスとその奥にかすかに見える海。


「お部屋にはテレビ等ございませんので海の音が良く聞こえますよ(笑)」

スタッフさんは荷物を部屋の奥に運んでくれて、笑ってそう言った。

テレビないのッ？？？(笑)

・・・・・・。

なんかスッゴイ静かッ・・・。


スタッフさんが出ていってから私と蓮は静かな部屋で顔を見合わせた。

きっと蓮も同じこと思っただろうな・・・(笑)

蓮は歯を出しニカッと笑って、

少し小声で、

「今日あまり激しくしたら不味いね(笑)」

・・・・・・//////////////



さっき・・・。

あんな風にしといて？？？////////

我慢できるわけない。

私は蓮の腰に手を回し、ぎゅっと抱きついた。

「明日はお兄さんたちと同じ部屋なんだよ？？」

そう言って下から蓮を見ると、

蓮は舌を出して笑った。

そして、

私の腰を抱え抱っこした。

・・・・・・・・・//////////////


「凪が声出さないで我慢すれば明日もできるよ？？？」