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いんらん荘の蘭子さん
第15章 再会
客室に入ると、四ツ橋くんは私を抱きしめます。
そして、私の唇に自分の唇を押し当てます。

四ツ橋くんの舌が私の口の中を蠢き、歯茎を舐めます。
私は夢中になって、自分の舌を四ツ橋くんの舌に絡めます。

5年ぶりのディープキスの感覚に、私は酔いしれています。

四ツ橋くんが慣れた手つきで私の服を脱がせます。

全裸にされた私の身体を見ながら、四ツ橋くんは自分で服を脱ぎます。

「恥ずかしい・・・」
私は身体を隠すようにベッドに潜ります。

「昔はイケイケで自分でヌードを見せてた蘭子さんが、一体どうしたんだい?」
四ツ橋くんが尋ねます。

「体型が崩れてるから」
私は胸が以前より垂れ、お腹もちょっと出ています。

「ちょっと崩れかけた体型が、いちばんエロいんだよ」
そう言って四ツ橋くんは、ベッドから毛布を剥ぎ取ります。
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