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いんらん荘の蘭子さん
第2章 セックスレッスン
長身で純朴そうなイッチナーくんですが、彼女を部屋に連れ込むなんて、ヤルことはちゃんとヤッてるようです。

彼女はショートカットで背が低くって、可愛い感じの女の子です。
そして手に自分の靴を持っています。

印蘭荘では玄関で靴を脱がなければなりません。
私以外の女物の靴を玄関に置いておけないっていう配慮でしょう。

「ごめんナサイ! お金無くてホテルにも行けナクテ…」
イッチナーくんは焦ったような口調で私に謝ります。

日本在住3年目のイッチナーくんは、少し外国語訛りがありますが、流暢な日本語を話します。

「ごめんなさい…」
彼女も一緒に謝ります。

印蘭荘は男子向けの下宿なので、女性の連れ込みは禁止っていうルールです。

「いいのよ、ルールってのは破るためにあるんだから。 可愛い彼女ね。 頑張ってね」
私はニヤニヤしながら話します。

「ありがとうございマース」
そう言い残して、イッチナーくんは彼女と一緒に1号室に入りました。

私もそそくさと管理人室に戻ります。
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