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いんらん荘の蘭子さん
第1章 いきなりの誘惑
その時ちょうど、インターホンのチャイムが鳴りました。

『今日から印蘭荘にお世話になります三宅です』
スピーカーから声がします。

「どうぞー。 入ってくださいねー」
私はインターホンに応答し、管理人室から顔を出します。

玄関を開けて入ってきた三宅くんは、まだ少年っぽさは残ってますが理知的な顔つきで、眼鏡の奥の大きな目が魅力的です。

「三宅です。 よろしくお願いします」
三宅くんがぺこりと頭を下げました。

可愛いのに賢そう…
私の子宮が疼きます。

「部屋は3号室で2階よ。 荷物を一緒に運んであげるわ」
私は三宅くんに微笑みかけます。
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