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第4章 清算

――わかってるくせに……っ。

「……クリ舐めて……イかせて……ああっ」

口に含まれたクリが悦びで震える。
剥き出すように根元からちゅるちゅると吸い上げられ、覚えてしまった快感に簡単にのみ込まれた。

「やっ、だめ、だ……いっ！」

ナカも震わせて市崎くんの指を奥へ、奥へと誘うようにぎゅっと締めつける。

――や……っばい、きもちすぎ……。

指も舌も動きは止まらず快感の波が止まらなくて膝をガクガクさせていると、しばらくしてクリから唇が離れた。

「……まだ舐める？」

口元を手の甲で拭いながら首をかしげる市崎くんに私は必死に首を横に振る。

「だめっ、も……入れて」

素直にお願いすると、スキンを装着したソレが割れ目をなぞるように下から上へと何度かこすりつけられ、先っぽがゆっくりと入ってきた。

「あ……あ……」

「ぬるぬるすぎて……簡単に入ってく」

そう言いながらも、ソレの半分も入れてくれない。
待ちきれなくて腰を揺らすと、市崎くんは親指を舐めてクリをこねまわす。

「あ……それだめ……」

市崎くんの手を掴みながら腰を揺らすと、ぐちゅちゅっと音を立ててソレは奥まで届く。
ゆるゆると動かれてるだけで気持ちよくて頭がふわふわしてくる。

「はぁー……よすぎ……」

市崎くんの甘さを含んだ声も、切なげに眉を寄せてるところも、熱を帯びた視線も、すべて快感となって私に降りかかる。

――きもちぃ……きもちいい……。

気持ちいいことしか考えられなくて、自然と手を伸ばして自分から口づけて舌を絡めた。
舌がとろけるような感覚が下腹部へ伝わっていき、市崎くんのソレをナカが強く抱きしめるのがわかる。

「っ……ちょっ……」

焦った様子で唇を離した市崎くんが腰の動きをゆるめるけど、腰に手を回してそれを許さない。

「きもちぃ……もっとして」

腰を引き寄せると、市崎くんは息をのんだように目を見開いたあと激しく腰を打ちつけてきた。

「藤崎っ、藤崎……っ」

全身を揺さぶられて息が荒くなる。
激しく動いているぶん市崎くんのほうが息が荒々しくて汗がぽたぽたと私の体へ落ちてくる。
欲望に身を任せている市崎くんが愛おしくてどうしようもなくナカが疼いてしまう。