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花の香りに酔う如く
第20章 沙羅双樹の想い①〜沙羅

「性癖か…」とボソッと呟いて、
慧お兄様も小さく笑う。
「えっ?
何?」と、空くんがそんな二人を観てから私のことを観るので、
私は紅くなって下を向いてしまう。
「結局、お前も沙羅ちゃんが好きだったんだろ。
それなのに、上手く接することが出来なかったんだな?」と言って、
律さんが私を引き寄せて額にキスをするので、
私は余計に恥ずかしくなってしまう。
「ま…あ…。
そうだったのかもしれないけど。
沙羅は律兄さんと結婚して、
幸せになってるしな」と言って、
私の髪をクシャクシャ撫でる空くんに、
律さんと慧お兄様は私達三人の話を静かにし始めた。
「僕は勿論、沙羅ちゃんのこと、
大切で愛してるよ。
でも、愛してるのに勃たなくなってさ」
空くんは、律さんの話を黙って聴いていた。
「高校くらいからこっそり観てた、
沙羅ちゃんに似てる女優のAVとか観て自分でやったりするのに、
いざという時、萎えるんだよ。
沙羅ちゃん、そのことを気にして、
可哀想なことした。
自分のせいじゃないかって悩ませたり、
舐めようとしてくれたり、
他にも色々…。
そのうち、奇妙なことに気づいたんだよ。
沙羅ちゃんが、他のオトコとしてるのを想像すると、
物凄く興奮することに。
いや、そんなの、絶対に嫌なんだよ?
それなのに、こいつがさ…」と、
自分の股間を観る。
「それで、慧兄さんに頼んだんだよ。
沙羅ちゃんと寝てくれないかって…」
「えっ?
えええっ?」
空くんは物凄く驚いた顔で律さんと慧お兄様を観てから、
私の方を向いた。
そして、ごくりと唾を呑み込んで、
「それで、どうしたんだ?」と訊いた。
動いた喉仏を観たら、
改めて、空くんも男性だったんだなと思ってしまって、
更に恥ずかしくて下を向いてしまった。
慧お兄様も小さく笑う。
「えっ?
何?」と、空くんがそんな二人を観てから私のことを観るので、
私は紅くなって下を向いてしまう。
「結局、お前も沙羅ちゃんが好きだったんだろ。
それなのに、上手く接することが出来なかったんだな?」と言って、
律さんが私を引き寄せて額にキスをするので、
私は余計に恥ずかしくなってしまう。
「ま…あ…。
そうだったのかもしれないけど。
沙羅は律兄さんと結婚して、
幸せになってるしな」と言って、
私の髪をクシャクシャ撫でる空くんに、
律さんと慧お兄様は私達三人の話を静かにし始めた。
「僕は勿論、沙羅ちゃんのこと、
大切で愛してるよ。
でも、愛してるのに勃たなくなってさ」
空くんは、律さんの話を黙って聴いていた。
「高校くらいからこっそり観てた、
沙羅ちゃんに似てる女優のAVとか観て自分でやったりするのに、
いざという時、萎えるんだよ。
沙羅ちゃん、そのことを気にして、
可哀想なことした。
自分のせいじゃないかって悩ませたり、
舐めようとしてくれたり、
他にも色々…。
そのうち、奇妙なことに気づいたんだよ。
沙羅ちゃんが、他のオトコとしてるのを想像すると、
物凄く興奮することに。
いや、そんなの、絶対に嫌なんだよ?
それなのに、こいつがさ…」と、
自分の股間を観る。
「それで、慧兄さんに頼んだんだよ。
沙羅ちゃんと寝てくれないかって…」
「えっ?
えええっ?」
空くんは物凄く驚いた顔で律さんと慧お兄様を観てから、
私の方を向いた。
そして、ごくりと唾を呑み込んで、
「それで、どうしたんだ?」と訊いた。
動いた喉仏を観たら、
改めて、空くんも男性だったんだなと思ってしまって、
更に恥ずかしくて下を向いてしまった。

